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セブンVSイオン「社員年収は?」業績V字回復も多くの「犠牲者」のおかげか

セブンVSイオン「年収は?」業績V字回復も多くの「犠牲者」のおかげか
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 8日、セブン&アイ・ホールディングスは純利益が前年同期に比べ拡大、イオンも純損益が黒字に転換したと報じられた。

 セブンは都市部のコンビニの売上が昨春から大きく回復、純利益は430億円(前年同期は139億円)で3倍以上に膨れ上がった。海外事業や百貨店も好調だという。

 また、ライバル企業であるイオンも営業収益が3.7%増で過去最高の2兆1532億円、純損益は50億円の黒字となった。2021年2月期の連結決算が最終損益710億円の赤字(前の期は268億円の黒字)と過去最大になったことから、文字通りのV字回復といえる。

 コロナ禍による飲食店への厳しい要請や酒提供禁止から外食が減少し、スーパーやコンビニの需要が拡大したのはやはり大きいだろう。都内で夜7~8時に酒を呑みたいと思ったらコンビニやスーパーに行く他ないという現状もある。セブンとイオンは絶好調な数字となったものの、その裏にはダメージを受けている業界も当然存在するわけだ。

得しているのはごく一部

「見せかけの経済成長、という声は後を絶ちませんね。先日国の一般会計の税収が前年度より2兆3801億円多い60兆8216億円で過去最高を更新しましたが、コロナ禍での給付金や土地や株式の高騰によるところも大きいとされ、消費税も2%上昇していますからね。個人でも所得税、住民税、消費税で40%近くを取られ、その上で年金と社会保険もありますから、世間の大半は好景気を実感してはいないと思われますし、得しているのはごく一部ということでしょう。

さて、そんな『特需』を得ているセブンとイオンですが、働く側とすればどちらがいいのか、という話もあります。大卒で総合職入社ならセブンで年収750万円程度、イオンで800万円程度とほぼ互角です。

小売りですので現場の労働環境は厳しいところもあるでしょうが、大卒で上流で入れればホワイト企業といえるでしょう。

日本人の所得は横這いか下降傾向ですし、安値のスーパーや手軽なコンビニ需要は決して消えません。今後さらに安値のスーパーに流れる可能性は十分ありますが、それでも当面は安泰でしょうね」(メディア記者)

 セブンはコンビニATMなどの利益こそ大きいが、スーパーや百貨店の利益は非常に薄く、手放すべきという声もあるが……どうだろうか。
(文/田中陽太郎)