
先月24日、後輩騎手に対し、騎乗馬を「幅寄せ」し暴言を吐いたなどとして4日間の騎乗停止となったJRAの岩田康誠騎手。
かつてない蛮行として世間からはバッシングを浴びているが、NHKマイルC開催日の9日には騎乗再開となる。JRAの裁決には元騎手の藤田伸二氏をはじめ、多くのファンも疑問を呈している。
山田敬士騎手がレースの距離を間違えた際は、約3か月間の騎乗停止
2018年10月に新人だった山田敬士騎手がレースの距離を間違えた際は、約3か月間の騎乗停止となった。これは「ファンが投資しているレースに多大なる影響を与えた」という意味での重い騎乗停止である。油断騎乗などには厳しい対応が多いが、岩田騎手の凶行はレース中ではなく返し馬での出来事だった点などがこの停止期間に至った理由といえるだろう。
しかし、それでも、さすがに納得はいくわけではない。
「オーナーから預かる馬を使っての暴行といっていいですし、山田騎手の例と比較してもやはり軽すぎますよね。何より馬券を買うファンの多くが納得できないでしょう。
今週復帰とはなりますが、徐々に騎乗馬が目減りすることは確実でしょう。息子である岩田望来騎手へのフォローは必要かもしれませんが……。
このままですと、岩田騎手は復帰しても当分は実質的に『長期騎乗停止』と同じような扱いになるのでは、ともいわれています」(メディア記者)
許されるまで、ある程度時間がかりそうだ。
(文/堂島俊)
「ライター紹介」
ラーメン大好きな所属記者。芸能記事を中心として活動しているが、本当はスポーツがやりたい。神奈川県出身。