
23日、人気番組『テラスハウス』出演の木村花さんが亡くなった件で、同番組存続の危機に立たされている。
恋愛リアリティショーとして人気を博した同番組だが、その中での木村さんのふるまいに批判や誹謗中傷が殺到。木村さんは疲弊し、死の当日にはインスタで中傷に疲れた本音を吐露していた。
すでに直近の放送を休止している『テラハ』。今後の放送予定も見えず「打ち切り」も現実的だ。番組から死者が出てしまった事実はあまりにも重い。
しかし、多くの「テラハファン」は番組存続を望んでいるようだ。
『テラハは悪くない』いやいや…
「同番組の公式twitterには1500以上のコメントが殺到し、番組の継続を嘆願する声も非常に多いのが現状です。『テラハは悪くない』『木村さんを最後まで見たい』などさまざまな意見がありますが……。
状況を考えれば『放送継続』は難しいでしょうね。今後も同様の中傷が続く可能性もありますし、解決策も見つかっていません。むしろ、こんなことが起こっていまだに『番組継続』『テラハ擁護』をするファンに対し『番組がきっかけなのは明らか』『神経を疑う』『炎上させたのはスタッフや制作側も一緒』と、番組継続は許されるべきではないという意見が大半ですね」(メディアライター)
番組継続派と打ち切り派にわかれているが、中立的な立場の人はみな打ち切りに寄っている印象だ。
誹謗中傷する人物の心理状態は諸説あるが、番組のヒール役を排除するという意味では、このまま放送を継続するというのは「思うつぼ」といえなくもない。結果的に木村さんを批判されるように導いた番組制作側を「罪がない」はやはり苦しいだろう。
「テラハに罪はない」というコメントの根底には「木村さんに問題があった」という思考が根底にあるのでは……という指摘もある。いずれにせよ、『テラスハウス』がこのままなんの変化もなく放送を継続するのは不可能に近いといえる。今後の展開に注目だ。
(文/田中陽太郎)