
JRAの武豊騎手が防犯イベントに登場したのだが……。
武豊騎手は大津市の滋賀県警本部で犯罪防止・詐欺被害防止啓発ポスターの除幕式に出席。
ポスターは武豊騎手とともにG1を数多く制したキタサンブラック、ならびに武豊騎手と同馬のオーナー・北島三郎と写る2枚。
武豊騎手は「『詐欺根絶の手綱はゆるめない!』のフレーズは気に入りました」と、ポスターのキャッチコピーに満足の様子。そして「(犯罪者は)逃げ切れないように」と呼びかけた。
キタサンブラックと『不正受給疑惑』?
しかし、今回の防犯ポスターは何とも「気まずい」ツッコミが……。
「JRAは先日、新型コロナウィルスの持続化給付金に関する『不正受給疑惑』が出ており、騎手や厩舎関係者が100人以上が指摘されました。
ほぼ全員が返金の意思は出しているようですが、名前を公表していないことなどで世間からは批判を受けています。
また、この不正受給を“指南”していたとする税理士に対するバッシングも。各週刊誌もこの税理士について報じていますね。
また、この税理士は馬主であり『ワールドプレミアの馬主』ということも明かされています。ワールドプレミアは2019年の菊花賞馬で、主戦は武豊騎手。3月27日の日経賞でも騎乗します。
世間からすれば不正受給、ならびに関係者や税理士への処分がうやむやな点に不満もあるので、今回の『手綱はゆるめない!』や武豊騎手の『逃げ切れないように』というコメントは苦笑せざるを得ない部分が……」(メディア記者)
ある意味タイムリー、なんて……。
(文/田中陽太郎)