
18日、2001年のNHKマイルC、ジャパンCダートの両G1を制したクロフネが亡くなったと報じた。23歳、老衰だったという。
クロフネは2000年にデビュー。馬主は後にディープインパクトやアパパネ、キングカメハメハなどを所有する金子真人氏。2000年は外国産馬のクラシック競走出走が解禁になった年で、クロフネはその筆頭と目されていた。まさに「黒船」というわけである。
デビュー4戦目ラジオたんぱ杯3歳S(G3)では、後の皐月賞馬アグネスタキオン、日本ダービー馬ジャングルポケットに次ぐ3着で“伝説のレース”といわれた。その後3歳マイル王決定戦NHKマイルCに出走し豪快な差し切り勝利。しかし日本ダービーでは5着に敗れている。ここまでは「トップオブトップではないが強い馬」という印象だった。
しかし、この馬の真価が発揮されたのは「ダート」だと後に気づくことになる。