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JRA野中悠太郎「引退危機」200連敗の惨状…減量終了、関東の「慣例」も?

JRA野中雄太郎「引退危機」200連敗の惨状…減量終了、関東の「慣例」も?
photoAC

 JRAの若手騎手に大きな危機が訪れている。

 それが美浦の野中悠太郎騎手だ。野中騎手はデビュー6年目の23歳。女性騎手として活躍する藤田菜七子騎手と同じ根本康弘厩舎所属のジョッキーだ。

 実は野中騎手、今年1月以降「勝利なし」で現在2勝なのだ。1月26日の勝利以降、一度として先頭でゴール版を駆け抜けておらず、200連敗を越えた。昨年25勝と飛躍した期待のホープだけに、この成績は深刻だ。

 いったいなぜ、突然の成績下降が起こってしまったのか。

「穴太郎」健在も勝てず

「一部で『穴太郎』といわれる野中騎手ですが、今年も人気薄で2着、3着には頻繁に入るなど持ち味は出しているんです。しかし、どうしても勝利が遠くなっていますね。

関東の若手は『いい馬は先輩優先で、なかなか有力馬が回ってこない』のが慣例で、積極的に若手に騎乗機会を与える関西とは違うので、なかなか這い上がれないというパターンも多いんです。それでも野中騎手は堅実に勝利を積み重ねてきたんですが……。

今年2月末で『減量』がなくなったのも大きいでしょう。稼ぎどころである平場の減量もなくなり、騎乗馬の質が変わってきたという指摘もあります。若手ジョッキーにとって減量がなくなることは、一つ越えなければならないハードル。野中騎手も今、大きな壁にぶち当たっているのだと思いますね。『馬質が悪すぎる』と同情の声もありますが……」(競技ライター)

 関東の慣例、減量終了……理由はそれなりにあるようだ。

 ただ、このまま連敗を積み重ねるのは、当然ながら非常にまずい。

鍵は「ローカル出張」か

「300連敗は歴史上でもいませんが、200連敗を越えてしまった今、早い段階で記録をストップしなければなりません。

以前からそうですが、野中騎手は『東京・中山』での騎乗が非常に多いです。今年に至ってはこの2場でしか騎乗していません。言うまでもメインの競馬場ですし、有力ジョッキーが多数集まる場所であり、野中騎手にはいい馬が回ってくる機会が少ない状況になってしまっています。

新潟や福島など『ローカル開催』に活路を見出すべきでは、という意見は多いですね。同厩舎の藤田菜七子騎手との兼ね合いなのか、野中騎手は同年代の騎手の中ではローカル出張が少ないですね。今後は方針を変える必要があるかもしれません」(同上)

 野中騎手どころか、今年は関東リーディングの横山武史騎手が28勝、全国リーディングでは10位というありさまだ。関東全体が「勝ち鞍飢饉」状態にあるのだが……。

(文・取材/権藤正一・競馬担当)

 騎手人生の危機ともいえる野中騎手。「これが続くと引退危機」という指摘もある。穴太郎復活に期待したい。