
先月、突然この世を去った、女優の竹内結子さん。そして今なお死がくすぶる三浦春馬さん。
唐突な死からすでに1カ月が経過したが、いまだに悲しみの声は後を絶たない状況だ。竹内さんの夫で俳優の中林大樹の、少し痩せたように見える現在も週刊誌でスクープされ、三浦さんにはさまざまな疑惑が出て、所属事務所が対処する状況になってしまっている。
前触れがない出来事だけに「なぜ」という声がいまだ消えないが、自死というプライベートの極致といえる出来事だけに、本当のところは遺書でもない限り誰にもわからない。
そんな中、ビートたけし(北野武)が「NEWSポストセブン」(小学館)に『北野武が語る「コロナ時代の閉塞感」との向き合い方』のインタビューに登場した。
「日本の芸能界は「余生」が長くて大変」
たけしは「社会全体がどんよりした空気に包まれてしまっている」とし、タイトル通りの閉塞感を指摘。その上で竹内さんについても言及した。
竹内さんとは過去にドラマで共演したことがあり、非常に印象がよかった人という発言をしている。
そして「本人ですら「○○が理由だった」なんて、言葉で簡単に説明できやしないんじゃないかな」と、複雑な要素が重なっての出来事だったのではないか、とした。「人間の死ってのは、そんなに単純な理由で割り切れるもんじゃない」と語っている。
自身も芸能人としては成功していたが、1994年のバイク事故がなぜ起こったのかなどを把握できていないという。鬱々とする日々が続き、投げやりな部分もあったのでは、と回想している。