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アーモンドアイ「JRA最強」の不安はデムーロ? ヴィクトリアマイルの落とし穴って

アーモンドアイ「JRA最強」の不安はデムーロ? ヴィクトリアマイルの落とし穴って

 5月17日にJRA東京競馬場で開催されるヴィクトリアマイル(G1)。今年の主役は「6冠女王」アーモンドアイ(牝5 美浦/国枝栄厩舎)である。

 3歳時に牝馬三冠+ジャパンCを制し年度代表馬に、昨年もドバイターフ、天皇賞・秋を制するなど活躍したが、年末の有馬記念でリスグラシューの9着に敗れ、デビュー戦以来の敗戦を経験。年度代表馬もリスグラシューに譲る形となってしまった。

 一度狂った歯車はなかなかかみ合わず、今年の初戦に予定していたドバイターフは新型コロナウイルスの影響でドバイミーティング自体が中止になってしまった。今回のヴィクトリアマイルが今年初戦となってしまった。

 参戦まで紆余曲折があったものの、だからといってアーモンドアイの評価が揺らぐかといえばそれはない。しかも今回は3歳の秋華賞以来となる「牝馬限定戦」だ。

 重賞3連勝中のサウンドキアラ、昨年のオークス馬ラヴズオンリーユー、昨年覇者のノームコアもいるが、実績は比べるべくもない。圧倒的な人気を集めることは必至だ。

 それでも、重箱の隅を突くという意味で、不安もなくはない。現場の記者が付け加える。

アーモンドアイが不利を受けたあのレース

「約5カ月ぶり、という点に関しては心配いりません。外厩であるノーザンファーム天栄の力で、アーモンドアイはこれまでも前例のないローテで勝利を重ねてきました。正直、能力面では不安らしい不安はありませんよ。

あるとすれば『マイル戦』ということくらいでしょうか。昨年の安田記念(3着)以来です。安田記念ではスタートで大きな不利を受けて3着に敗れています。今回もそうした不利があればあるいは……ということもあるかもしれません。これまでのパフォーマンスを見るに、やはりベストは中長距離ですから。ただ、相手関係を見るとそれでも『ちょうどいいハンデ』といえなくもないです。

今年はリベンジの安田記念ではなくヴィクトリアマイルを選択しました。間隔を空けての宝塚記念参戦の可能性も。ただ『主戦被り』のフィエールマンも宝塚記念参戦を視野に入れていますからね。何にせよ、今回の結果次第といえるでしょう」

陣営やルメール騎手には「勝って当然」というプレッシャーがのしかかる今回。それはそれで大きなハードルとはなりそうだ。

 また、実績上では「最大のライバル」となるアノ馬の鞍上が、やはり怖い。前述の記者が再び語る。

「止まらない男」デムーロが不気味

「ラヴズオンリーユーには、10日にNHKマイルCを連覇したM.デムーロ騎手が騎乗します。デムーロといえば『ノると手がつけられない騎手』として有名。昨年後半から明らかに成績が下降気味でしたが、今年は金杯を幸先よく勝ち、大阪杯をラッキーライラックで制し、そしてNHKマイルCもと、明らかに復調傾向です。これは侮ることはできません。

枠次第ではあるものの、アーモンドアイはマイル戦だと中団くらいでレースを進めるのがこれまでのスタイル。今の東京の馬場なら、デムーロ騎手は確実にラヴズオンリーユーを番手に収めようとするはず。思惑通りに行けば、早め抜け出しでアーモンドアイを出し抜くことも……もちろん、相手が相手なので難しいのは確かですが(笑)」

 アーモンドアイ自身に不安はない。あとは「不利」と「プレッシャー」、そして「デムーロ」ということになりそうだ。

(文・取材/岸本健治・競馬担当)