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武豊(JRA)ダービー崖っぷち? 6億円馬絶望で狙うは「変則二冠」か

武豊(JRA)崖っぷち? 6億円馬ダービー絶望で狙うは「変則二冠」か
photoACより

 9日の京都競馬場で開催された京都新聞杯(G2)は、4番人気ディープボンドが外から伸びて勝利。2着にはマンオブスピリット、3着にはファルコニアが入った。

 道中4番手から早め抜け出しを狙った1番人気のアドマイヤビルゴ(牡3 栗東/友道康夫厩舎)は、最後に脚が止まって4着。横綱相撲で押し切りを狙ったが、思うようにはいかず、1.4倍の人気を裏切る結果となってしまった。

 ここまで2戦2勝、しかも危なげない内容だっただけに、今回のこの結果はファンも陣営もショックに違いない。2017年のセレクトセールで約6億円で落札され、亡き近藤オーナーの想いが詰まった馬だけに注目度が高かったが、これで目標とする日本ダービー出走はほぼ不可能になってしまった。レースを見た記者が語る。

武豊のダービー騎乗馬に黄信号?

「今回は2戦騎乗した武豊騎手ではなく、移動制限の影響もあり藤岡康太騎手に乗り替わりでした。ダービーに向けて結果を出すのがマストでしたが、残念な結果になりましたね。

ただ、騎乗としては無難な乗り方をしていただけに『単純に実力が足りない』という見方もできてしまいます。いろいろと特別なエピソードが多い馬ですし人気を集めましたが、今回は『過剰人気』だったということでしょう。勝利したディープボンドが皐月賞に出走(10着)だったことを踏まえても、これまでは相手に恵まれてきた感もあります。

今回の結果によって、武豊騎手が日本ダービーで騎乗する馬が不透明となってしまいました。現状は皐月賞で騎乗したマイラプソディ(13着)かもしれませんが……」

 これで武豊騎手がマイラプソディで大舞台に出る可能性は高まった。ただ、ここ2戦でマイラプソディは思うようなレースができていない状況。だからこそアドマイヤビルゴに注目が集まっていた部分もある。

 ただ、武豊騎手にとって「ベストな結末」は他にもある。それは10日のNHKマイルC(G1)次第だ。前述の記者が続ける。

武豊、今年は「変則二冠」を狙え?

「NHKマイルCで騎乗するサトノインプレッサ(牡3 栗東/矢作芳人厩舎)ですね。ここまで3戦3勝、毎日杯も強烈な末脚を発揮して勝利していますが、NHKマイルCで勝利すれば『変則二冠』を狙ってのダービー参戦、ということもあるかもしれません。

矢作厩舎といえば、日本ダービーの最右翼であるコントレイルを管理している厩舎ですが、矢作調教師はサトノインプレッサもコントレイルと同等に評価しており『コントレイルに勝つなら』とこの馬の名前をあげるほどです。

今回のNHKマイルC、武豊騎手がサトノインプレッサの能力を引き出せば、この後にダービー出走に踏み切る可能性は十分あります。すでに毎日杯を勝利していますので賞金の心配はいりません。あとは今回どれだけのパフォーマンスを見せるかでしょう」

 逆にいえば、サトノインプレッサも苦しいとなると、今年の武豊騎手のクラシックは見せ場を作るのが非常に難しくなるということか。同じ「サトノ」ならば、皐月賞5着のサトノフラッグがルメールから乗り替わりで空いている状況ではあるが……。

 いずれにせよ、武豊騎手にとってより一層大きな意味を持つNHKマイルCということになりそうだ。

(文・取材/岸本健治・競馬担当)