» JRA最強「凋落?」金子真人HDが今年イマイチ…でもNHKマイルCは「狙える」
Uncategorizedカルチャースポーツ社会
  • ホーム
  • スポーツ
  • JRA最強「凋落?」金子真人HDが今年イマイチ…でもNHKマイルCは「狙える」

JRA最強「凋落?」金子真人HDが今年イマイチ…でもNHKマイルCは「狙える」

JRA最強「凋落?」金子真人HDが今年イマイチ…でもNHKマイルCは「狙える」
photoACより

 JRAにおける「最強の個人馬主」は誰か。多くの人がこの質問に「金子真人(金子真人HD)」と回答するのではないか。

「サトノ」で有名な里見治氏、「アドマイヤ」の故・近藤利一氏などが「THE個人馬主」として有名だ。億を超えるような高額馬を毎年夏のセレクトセールで毎年落札し、数多くのビッグレースを制している。

 だが、前述の2人ほど高額馬を毎年落札していない(最近はそうでもないが……)金子真人氏が、こと「実績」という点では圧倒的だ。すべての個人馬主の頂点に立つ存在である。

 キングカメハメハ、ディープインパクトによる日本ダービー連覇、ディープの七冠、他にも最強ダート馬クロフネによる芝ダートG1制覇、マカヒキとワグネリアンでダービー4勝、カネヒキリによるダートG1席巻、アパパネによる牝馬三冠、ラブリーデイの天皇賞で決めた八大競走完全制覇などなど、この20年で金子真人氏は「損する可能性が9割」ともいえる馬主業で異常ともいえる実績を残している。サンデーレーシングやキャロットなど、JRAを席巻するノーザン系クラブならまだしも、個人馬主でこの実績は普通ではない。

 まさにその「神通力」で競馬界の中心に君臨していた金子氏。現在も毎年のようにクラシックに強豪を送り出しているのだが……。

 今年は、ちょっと様子がおかしいようだ。現場の記者が語る。

今年はいつになく「層が薄い」

「まあ『今年はめずらしく調子悪い』なんていわれること自体が特別なんですけどね……。今年のクラシック、金子真人HDの馬で、明確な有力馬はいない状況です。

もっとも活躍している牡馬が、ディープインパクト×アパパネで注目されたラインベックときさらぎ賞2着のストーンリッジ。NHKマイルCに出走を予定していますが、ラインベックは重賞は未勝利で皐月賞は15着と、世代の中心とは到底いえず、ストーンリッジも毎日杯では大敗しています。牝馬は桜花賞5着のミヤマザクラでクイーンCを制していますが、G1に届くかというと……という印象です。

古馬に関しても、昨年クラシックですべて馬券圏内を確保したヴェロックスが年明けでつまずき、安定した走りを見せるユーキャンスマイルが天皇賞・春で完敗の4着、一昨年のダービー馬ワグネリアンは大阪杯で5着と、やはりパッとしません。何度もいいますが、これまでがすごすぎる対比というだけであって、普通の馬主としては成功の範疇ですよ(笑)」

 過去の栄光を考えると、少々物足りない印象の金子真人HD。このままだと日本ダービーに出走馬も送れない状況すら考えられる。

 ただ、今週のNHKマイルCは「狙い目」という意見も。別の記者が語る。

2007年NHKマイルCの再現も?

「ラインベックはここまで、皐月賞馬コントレイルとすでに3回戦うなど、世代の強豪と集うレースに挑戦しており、今回はそれに比べれば……なメンバーです。また、ここ3戦は右回りコースでした。デビューから3戦は左回りで1着、1着、3着という成績。東京コースでは東スポ2歳S(G3)に出走し、コントレイルの3着と一定の走りを見せています。『左で再考』という見方はできますね。

またストーンリッジも見限れません。新馬戦で上がり33.1秒を記録しましたが、これは出走馬の中で最高。素質は十分です。どちらも2ケタ人気が濃厚、狙えますよ」

 2007年のNHKマイルC、17番人気のピンクカメオがまさかの勝利を収めた。馬主は誰だったか、今一度思い出す必要がありそうだ。

(文・取材/権藤正一・競馬担当)