» 武豊(JRA)「歓喜の絶好枠」より気になるアノ馬? 「パーフェクト連対」の脅威
カルチャースポーツ社会
  • ホーム
  • スポーツ
  • 武豊(JRA)「歓喜の絶好枠」より気になるアノ馬? 「パーフェクト連対」の脅威

武豊(JRA)「歓喜の絶好枠」より気になるアノ馬? 「パーフェクト連対」の脅威

武豊(JRA)「歓喜の絶好枠」より気になるアノ馬? 「パーフェクト連対」の脅威
photoACより

 JRAは5月8日、同10日に開催されるNHKマイルC(G1)の枠順を発表した。

 人気が予想されるレシステンシアは2枠3番、ルフトシュトロームは7枠14番、サトノインプレッサが8枠17番と、それぞれの枠に収まっている。

 逃げ・先行が身上のレシステンシアにとっては「好枠」といえるだろう。スタートダッシュさえできれば道中1~3番手と同馬にとって理想の位置を獲得できるはずだ。前走は大外枠からのレースで、結果的にその影響もないとはいえない敗北だった。今回はその心配はなさそうである。

 前走で外から脚を伸ばして勝利したルフトシュトロームも、末脚を活かした外差しができる枠。包まれる心配もなく、しっかりと脚を使えれば十分に上位に食い込めるはずだ。

 武豊騎手が騎乗するサトノインプレッサは8枠に入った。この枠に矢作調教師が「また外枠……」と不満を漏らした情報もあったが、この8枠17番、かなりの「絶好枠」である。現場の記者が語る。

武豊もニヤリの「17番」実績

「矢作調教師は自身の所属馬が外枠に行くことが多い、という印象を抱いているようです。確かにリスグラシューなどは外枠も多かったですが、今年の皐月賞を制したコントレイルは1枠1番です。個人的なイメージかもしれません(笑)。

今回は外枠となりましたが、サトノインプレッサの8枠17番は過去10年で半分が馬券圏内を確保している『絶好枠』。昨年勝利のアドマイヤマーズも17番でした。東京は特に2000mで大外枠だと大きな距離ロスがあるといわれていますが、マイルの場合は不利にはならず、むしろ有利。外差しが効きやすい5月の府中、というのも大きいでしょうね。昨年は上位3頭すべてが2ケタ枠順でした。

矢作調教師は残念がっていましたが、実は喜ぶべき枠。武豊騎手もニヤリとしているのでは」

 サトノインプレッサにとっては「僥倖」となった枠順。安定した末脚を駆使して3戦3勝と無敗をキープしているだけに、今回も「末脚爆発」と行きたいところである。

 人気上位の馬たちは、それぞれ「悪くない枠」を得た印象で、人気が集まりそうだ。そんな中、注目度は前述3頭ほどでないものの「信頼に足る馬」もいるという。

「全連対」が怖い地味な素質馬を忘れるな

「タイセイビジョン(牡3 栗東/西村真幸厩舎)ですね。ここまで5戦3勝。メンバーの質には疑問が残るも、前走のアーリントンC(G3)は後方から鋭い脚で2馬身差の完勝でした。敗れたのは2戦ですが、そのうち1つは皐月賞2着のサリオスに敗れた朝日杯FSで、2番人気2着と自分の走りはできています。サリオスは世代のトップを走る大物であり完敗でしたが、今回は(現状)サリオス以上の強敵は見受けられません。地味ですが、能力は確かですよ。

ここまで『パーフェクト連対』という点も魅力ですし、あまり注目を浴びないのは、実績が薄い父タートルボウルということも影響しているからなのか……同父のトリオンフ(引退)もパフォーマンスはハイレベルでしたが、あまり注目されませんでしたね。愛国で生産のタートルボウルは、欧州芝マイルの上位常連でした。タイセイビジョンの走りは『正当後継』にふさわしいですね。

今回は1枠2番と内枠ですが、うまく立ち回ればロスのない走りができます。直線で馬群をさばけば一気の末脚炸裂、さばけず馬群に詰まれば大敗ということも。いずれにせよ『ヒャクゼロ』のレースとなりそうですが、安定感のある走りを見るに、早々に見限ることはできません」

 鞍上は、ルフトシュトロームでニュージーランドTを勝利したが、豪のD.レーンに乗り替わりとなった石橋脩騎手。今年すでに重賞3勝、「関東のイケメン騎手」の意地に注目だ。

(文・取材/権藤正一・競馬担当)