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NHKマイルCでレーン爆発? JRA「未知の魅力」ルフトシュトロームの可能性

NHKマイルCでレーン爆発? JRA「未知の魅力」ルフトシュトロームの可能性
photoACより

 JRA春の3歳マイル王戦NHKマイルC(G1)が5月10日に開催されるが、未知の大器ルフトシュトローム(牡3 牡/堀宣行厩舎)に大きな期待がかかる。

 ルフトシュトロームは父キンシャサノキセキ、母ハワイアンウィンド(母父キングカメハメハ)という血統。父は高松宮記念を連覇し引退したスプリントの強豪で、種牡馬入りしてからも産駒がスプリント路線で活躍。短距離の多い2歳リーディングでは上位の常連であり、年間でも10位前後をキープしている。が、まだG1制覇をした産駒はいない。

 シュウジ、カシアスなど重賞制覇を果たした仔もいるが、G1には今一歩遠い状況。そんな中、登場したのがこのルフトシュトロームだ。デビュー、2戦目を楽な抜け出しで勝利し、3戦目のニュージーランドT(G2)では中団後ろから最後の最後で上がり最速の末脚を伸ばし、素質馬シーズンズギフトを差し切った。今回のNHKマイルCでは、武豊騎乗のサトノインプレッサとともに「無敗の3戦3勝の一角」として人気は確実と見られている。

 現場の記者は、この馬に強い可能性を感じているという。

「最近の」キンシャサノキセキ産駒は

「前走はやや不利を受けたと見られる場面もありながら勝利。着差はわずかですがステッキはほぼ使っておらず、上りタイムも優秀。まだまだ底を見せていない大器だと思います。

キンシャサノキセキ産駒といえばスプリント~マイルの印象がやはり強いですが、今年のスプリングSを制し皐月賞で3着に入ったガロアクリークのように、距離に懐の深さを見せてきてもいます。今のところマイルで無敗のルフトシュトロームですが、ここで結果が出れば後の距離延長の可能性なども見えてきます。ぜひとも好走を期待したいところです」(記者)

 管理するのは、皐月賞2着のサリオスらを擁する「関東の雄」堀厩舎。ここ2年は元気がなかった印象だが、今年は18勝で関東調教師リーディング1位(全国3位)を確保している。

 また、堀厩舎といえば「外国人騎手起用」が多いのも特徴だ。今回ルフトシュトロームにはD.レーン騎手が騎乗する。前述の記者が続ける。

復活・堀厩舎の「春の主戦」レーンの今

「春はレーン、秋はR.ムーアというパターンができていますね。前哨戦を石橋脩騎手で本番を外国人騎手、というパターンもドゥラメンテなどであった流れです。

今年もレーン騎手は4月18日から日本での騎乗を開始し、現在12勝。昨年ほどの勢いはありませんが、順調に勝ち鞍を伸ばしております。重箱の隅を突っつくなら、今年はまだ重賞制覇がないということでしょうか。皐月賞2着、フローラS2着、青葉賞3着と惜しい形で勝利を逃しています。もちろん重賞で常に上位に持ち込んでいますし、移動制限もあるため重賞騎乗の機会が目減りしていることもあります。

昨年春はヴィクトリアマイルと宝塚記念を制し、夏に帝王賞、秋には有馬記念も勝利と大暴れだったレーン騎手。ここで今年初JRA・G1制覇を飾れば、トントン拍子に重賞荒稼ぎということもありそうです」

 オーストラリアの若き天才として、昨年春にJRAを席巻したのは記憶に新しいところ。今年も「レーンの春」となるのだろうか。未知の魅力を持つルフトシュトロームの末脚に要注意だ。

(文・取材/八代啓吾)